白石昌幸 高嶋健
陸上自衛隊と米海兵隊は18日、大分県の陸自日出生台(ひじうだい)演習場などで実施中の離島奪還を想定した日米共同訓練「アイアン・フィスト」(鉄の拳)を報道陣に公開した。
陸上幕僚監部によると、訓練は2005年度に始まり今回で17回目。これまでは米国内で行われ、ハワイ以西で在沖縄の米海兵隊部隊と訓練を行うのは今回が初めて。
離島を占拠している敵兵力を海上や空から攻撃し、陸自水陸機動団が離島に上陸して陣地を確保。そこにオスプレイで着陸した米海兵隊が敵を掃討する想定。
「バタバタバタ」という低音を響かせ、土ぼこりを舞い上げながら2機のオスプレイが日出生台演習場に飛来。後部ハッチから海兵隊員が降り立ち、敵兵が占拠している想定の区域に進む様子が公開された。公開が予定されていた陸自のオスプレイ訓練やパラシュート降下訓練は悪天候のため中止された。
訓練は3月12日まで、鹿児島県の徳之島、喜界島、沖縄県の米海兵隊基地キャンプ・ハンセンなどでも行われる予定。
日出生台演習場では、昨年4…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル